アニメ『キングダム』元気が出るシーン!信から蒙驁将軍へ「じいさんの総勝ちだ!」

名場面と感想

アニメ『キングダム』にはグッとくるようなセリフが多くあります。

キングダムを見て、元気をもらう人も多いのではないでしょうか?

中でも、主人公・信(しん)が放つ言葉の数々は、隊の仲間だけでなく、別隊の兵や将軍たち、大王の心をも動かす力があります。

本記事では、「元気がでるな~!!」と感じる信のセリフを1つピックアップしてご紹介します。

 

アニメ『キングダム』信の言葉で腹をくくった蒙驁将軍

魏国の山陽という地を手に入れるため、蒙驁(もうごう)を総大将におき、秦国軍8万が魏国へ攻め入ります。

魏国侵攻の道中、「魏国軍の王宮から伝説の武将・廉頗(れんぱ)将軍が前線に向かって出陣した」という知らせが。

蒙驁将軍は部下たちの前で「廉頗の出現は想定外のことではない」と虚勢を張りますが、内心は焦りしかありません。

廉頗将軍の特徴とまとめると、

  • 元・趙国三大天の1人で、秦国の六大将軍とも互角にやりあった人物
  • 祖国の趙から魏に亡命して以来、戦場には姿を見せていなかった
  • 蒙驁と廉頗は過去に幾度も戦ったが、蒙驁が勝てたことは一度もない

という感じです。

作中の言葉を借りるなら、蒙驁にとって廉頗とは「どうしても超えられなかった大きな壁」なんですよね。

 

現実逃避中の蒙驁将軍に信がかけた言葉「やったじゃねぇか!」

蒙驁将軍は大きな精神的圧迫を受けると、大将軍の甲冑を脱ぎ、汚い老人歩兵に化けて陣内を徘徊する癖があります。

廉頗出現の知らせをうけた日の夜も、老人歩兵の恰好をして草原に身を投げ出していました。

その草原に、信が偶然にも居合わせます。(寝っ転がっていた蒙驁の顔を、思い切り踏んづける始末…w)

信は老人が蒙驁将軍とは気づいていません。

 

若い頃にケンカで1度も勝てなかった相手ともう一度ケンカすることになったが、その相手はじじぃの今が絶頂期なのだと、蒙驁は悩みを打ち明けます。

悩みは深刻だと話す蒙驁に対し、信は「悩む意味が全然分からん。むしろ、やったじゃねぇか」とケロッと言いのけてしまいます。

 

おどろいた蒙驁をよそに、信はニカっと笑います。

だってそれは、この期に及んで、じいさんに一発逆転の好機が生まれたって話だろ。
ケンカってのは最後に立ってたやつの勝ちだ。
次 勝って、勝ち逃げしてやれよ。そうすりゃじいさんの総勝ちだ!

この信の言葉に、蒙驁も何か吹っ切れたように「フォッフォッフォ、その通りじゃ」と大笑い。

 

蒙驁が廉頗に語った「若さとは なんとまぶしき炎かな」

戦の終盤、蒙驁将軍の本陣に廉頗が攻め入ります。

そして、廉頗と蒙驁の一騎打ちに。

将軍として際立った武の才はない、「凡将」とも呼ばれている蒙驁将軍。

相打ち覚悟の一撃をかわされてしまいますが、それでも蒙驁将軍は諦めません。

 

「腕前ではない。今のワシの武器は心じゃ」と言い放ちます。

廉頗が出てくると知ったとき目の前が暗くなったが、ある若者(信)の「大逆転の好機」という言葉に胸打たれたと。

「なんとも愉快!若さとは、なんとまぶしき炎かな。その意見にワシも大賛成じゃ。」

年をとった分、自他の実力差などが見えてしまった蒙驁将軍。

信の言葉と熱い心に触れて、若かりし頃の自分を思い出せたのではないでしょうか。

 

このあと信と廉頗も刀を交えて、語り合います。

「俺はあんたらをぶち抜いて、史上最強の天下の大将軍になるんだ!」という信の言葉を聞くと、「若き頃のワシたちの姿を思い出した」と廉頗も喜ぶのです

 

信は、偉大な大将軍2人の心を動かしてしまうのだから本当にすごい。

そして、秦国軍の勝利でこの戦は幕を閉じます。

【感想】信の強さは「意志の強さ」と「単純明快な性格」

ほんと信はかっこいいですよね!!!!

キングダムを見ていて思うのですが、信の強さって剣術だけではないと思うんです。

 

武将に必要なのは「意志の強さ」

中華全土に名をとどろかせる武将に大事なものは3つ。

よく通る声(檄を飛ばすため)
光や闘志を宿した目力(意志の強さ)
気(器) まとっている雰囲気(物質的ものではなく精神的な大きさ)

 

特に作中では、「目」でお互いの力量をはかる描写が多くみられます。

信に討たれる際、「なんだ、こやつの目は…」のような敵将の心中が描かれたりもしますね。

そのくらい信には意志の強さがあります。

誰もが諦めてしまう窮地にいたっても、信の目の輝きはなくなりません。

 

信が討ち取った輪虎も「しぶとい。何だこの異常な程の精神(こころ)の強さ…。何が彼をそこまで支えている…」と驚いてましたもんね。

 

ライバルになくて信にあるもの「単純明快」な性分

信の意志の強さは、「単純明快」という性格が大きく関係してるかなと、個人的には思います。

信と同じ年代のライバルとして描かれている、王賁(おうほん)と蒙恬(もうてん)の二人もかなり筋はいいのですが、やっぱり頭がいいんですよね~。

頭がいい人って、わりと簡単に「限界」を決めてしまうというか、現実が見える分、冷静に勝算を判断してしまうというか…。

 

蒙驁将軍も頭が良い分、勝ち目のない廉頗との再戦に対して希望を見いだせなかったわけですし。

単純明快(つまりおバカw)な性格が、信の強みだったりするのではないかと思います。

もちろん、これまでの戦でいろんな人の思いを背負っているからこその強さでもあります。

信というキャラクターの尋常じゃない前向きさは、味方や敵、読者の心までをも感動させるから面白いですよね♪

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